鉢植えバラのストーリー 
2021/04/03 Sat. 22:39 [edit]
庭友さんからショートメールが届きました。
2週間前にご主人が救急車で運ばれたまま
帰らぬ人となられた。心臓の病気だったそうです。
そしてバラの手入れができなくなったので
鉢を預かってほしいとありました。
庭友さんといっても数える程しかお会いしたことがなく
ご主人にお目にかかったこともありません。
携帯電話番号だけの繋がりでしたので
正直、困惑しました。
でも、私に連絡してくるということは
そういう思いがあってのことと考えて
お引き受けしました。
4つのバラの鉢には雑草がはびこっていて
そのうち2鉢のバラはもう枯れているように見えました。
確認していただくために、目の前で枝を折ってみると
やはりパキッと乾いた音がして、簡単に折れてしまいました。
そんなやり取りの中で、彼女はとにかくこの鉢を見ていたくないのでは?
と感じ、4鉢とも車に積んで帰りました。
私はバラを育てているといってもまだまだ初心者だし
自分のバラのこともままならないのに
人様のバラを枯らしてしまったらどうしよう…。
と、葛藤しつつ世話をしてきましたが
ここへきて葉も茂り、つぼみも上がってきました。

枯れてしまった2本は、活性剤など試したものの
やはり芽が出ることもなく…。
了承を得て処分しました。
そして花が咲く直前までお世話するつもりでしたが
つぼみを見ているだけで癒される気がして
返しにうかがいました。

パートナーを亡くされた悲しみは、そう簡単に癒えることはないでしょう。
でも、バラのつぼみを見て喜んでおられて
私も少しだけお役に立てたかなと思いました。
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